【世界からのサプライズ動画】が労働力搾取で怪しい?炎上理由の差別問題について詳しくまとめ!

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以前からアフリカ・中東・東南アジアの人達を中心に作成される「世界からのサプライズ動画」が話題になっていますが、直近で嵐の二宮和也さんが「世界からのサプライズ動画」を利用したことで再び問題視されるようになりました。

この記事では「世界からのサプライズ動画」の差別問題について詳しくまとめました。

  1. 「世界からのサプライズ動画」とは?
  2. 「世界からのサプライズ動画」の問題とは?
  3. 「世界からのサプライズ動画」の差別問題
  4. まとめ
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「世界からのサプライズ動画」とは?

「世界からのサプライズ動画」とは、世界各地で撮影されたサプライズ用動画のことです。

世界各地のその土地の住民たちが、依頼主の希望に沿った内容でサプライズ動画に出演して演じたり踊ったりしながら依頼主希望のメッセージを伝えます。

この動画の特徴は、主にアフリカ・中東・東南アジアなど、発展途上国の住民たちが演者になっていることです。

「世界からのサプライズ動画」の問題とは?

実は「世界からのサプライズ動画」の問題は中国ではもっと前から度々話題になっていたようですが、本格的に認識され始めたのはイギリスの公共放送局・英国放送協会(BBC)が2022年6月に公開した以下の動画がきっかけのようです。

字幕がないので英語でしか内容を把握することができませんが、内容を要約すると

最たるものは BBC news が今年6月に出した記事と動画です。英語ですが、ご興味のある方は是非ご視聴ください。
要約をしますと、マラウイのとある村で現地の子どもたちに「僕は黒い悪魔だ!頭が悪い!(意訳)」という台詞を叫ばせ、ネット上に動画をアップしていた中国人男性(通称 Susu )をジャーナリストが問い詰める、という内容のものです。
ここでは「黒い悪魔」と訳しましたが、実際は中国語で黒人を差別する言葉らしく、また「頭が悪い」というのも、知能レベルのことを指すのだとか。

出典:note

とのことです。

ですが、上記は一例にすぎず、「世界からのサプライズ動画」は他にも様々な問題点を指摘されています。

  1. 貧困をなくすために雇用を生み出すことを目的としていると謳っているが「世界からのサプライズ動画」はその特性から、一時的なブームで需要があるに過ぎず、今後需要が下がる可能性が非常に高いため、安定した雇用には繋がらない ※理由は後述
  2. 制作会社は支援、寄付を前面に出しているが、具体的な活動報告書は一切に開示していない
  3. 類似サービスが多数あり、表向きはそれぞれ違う会社が運営しているように見えるが、実際に現地で動画撮影に関わっているのは現地にいる中国人であることから、類似サービスの一部または多くが同じ製作元に動画を発注している可能性が高い
  4. 動画のコンセプトは様々な差別問題を含んでいる
  5. 現地で動画を作成している中国人に対し、現地で取り締まりが強化されている

動画は現地でも問題視されている

因みに現地では以下の理由で中国籍の男が逮捕されたと報道されていました。

(CNN) アフリカ南東部マラウイの警察が、中国籍の男を不法取引の罪で訴追した。英BBCが放映したドキュメンタリー番組によると、男は人種差別的な言葉で自分たちをあざける子どもたちの動画を撮影していたとされる。

マラウイ警察がCNNに語ったところによると、男は18日、不法取引の罪で首都リロングウェの治安判事裁判所に起訴された。

男はマラウイから出国して隣国ザンビアで逮捕され、先月、マラウイに移送されていた。

18日に裁判所に出廷した後は、引き続き拘置されている。逃亡の恐れがあるとして保釈は認められなかった。

BBCのドキュメンタリー番組によると、この男はマラウイの子どもたちを使って撮影したグリーティング動画を、中国でネット販売していたとされる。一部には人種差別的な内容が含まれていた。

出典:cnn

この記事で指摘する人種差別的な内容というのが、上記で紹介したBBCが動画で告発した内容です。

実際に差別的な内容の依頼は全体の件数からすれば一部に過ぎないと思いますが、「世界からのサプライズ動画」は直接的な差別以外にも様々な差別問題を内包しています。

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