【世界からのサプライズ動画】が労働力搾取で怪しい?炎上理由の差別問題について詳しくまとめ!

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「世界からのサプライズ動画」の差別問題

差別問題①人種差別(人種的ステレオタイプ)

そもそも、なぜ「世界からのサプライズ動画」が人々の注目を集めるかというと、黒人や原住民、中東や東南アジアなど、身近で接する機会が滅多にない国の、日本語を全く話せない人達が日本語でサプライズのコメントを話しながら踊ったり歌ったりすることに対する物珍しさからです。

しかし、たとえ同じ条件だとしても、動画の演者が白人だったら、「世界からのサプライズ動画」はさほどブームにはならなかったのではないかと指摘する声もありました。

確かに白人が同じことをしていたら、多少は話題になったかもしれませんが、現在の「世界からのサプライズ動画」のコンセプトほどのインパクトはなかったのではないかと思います。

理由は、物珍しさの度合いが白人とその他の人種で大きく異なるからですね。

つまり、物珍しさをエンターテイメントにしている=見世物にするのは、無意識のうちの人種差別に該当するという指摘です。

物珍しさをエンターテイメントにすること全てが人種差別になるとは思いません。

たとえば演者自身がそれをコンセプトにして活動するのなら話は別だと思います。

youtuber自身が外国人としてのリアクションを売りにする人なら、それはその人個人の選択であり、自由なので誰も文句は言えないでしょう。

ですが、「世界からのサプライズ動画」の場合、演者に決定権はなく、彼らは日本語や中国語を全く理解しないまま、現地に滞在する中国人の指示のもと、意味も分からず演じさせられていることが問題なのです。

そういう側面から、「世界からのサプライズ動画」は人権問題にも繋がると指摘されています。

人種差別を利用したビジネスは安定雇用に繋がらない

上記で言及した以下の点について補足します。

今後需要が下がる可能性が非常に高いため、安定した雇用には繋がらない

上記で引用したnoteの執筆者・もねさんは「世界からのサプライズ動画」は、人種に対する固定観念(人種的ステレオタイプ)によって生じる需要と指摘しています。

つまり、人種に対する固定観念から来る物珍しさが人々の注目を集めているのですが、これには決定的な弱点があります。

  • 何度も同じような動画を見せられると物珍しさがなくなるため、そのうち飽きてしまう
  • 飽きてしまうと当然動画の需要は下がるため、現地での安定した雇用創出には繋がらない
  • 動画の流行はあまり長く続かない(持って数年程度)

まだ日本ではそこそこ需要があるようですが、先に同類の動画が流行った中国では、既にその傾向があるのかもしれません。

そのため、この動画をもっと面白くさせるために一部の人達がやったのが、中国語の分からない人達を馬鹿にするメッセージを本人たちに言わせるという動画だったのではないかと思われます。

倫理問題は別として、そういう動画を面白がる人達は一定数、必ず存在するので、そういう人達相手に再生数を稼ごうとする中国のyoutuberはいたようです。

さすがにこのやり方は日本では炎上するだけだと思うので、日本では物珍しさが薄まれば、「世界からのサプライズ動画」ブームも終焉を迎えるのではないかと思われます。

差別問題②労働力搾取

上記で紹介したように、「世界からのサプライズ動画」を販売する会社は貧困地域への雇用創出と支援をコンセプトにしているとしていますが、その活動状況は極めて不透明です。

しかも、現地ではこのような声も上がっています。

動画の単価はまちまちですが、大体6000~9000円程度です。

提供会社と動画の種類によって値段が異なります。

いくら物価が違うからと言っても、本当に支援が目的なら最低、動画収入の半分以上は演者たちに渡されるべきではないでしょうか?

この告発が本当なら、これはもはやただの労働力搾取です。

さらに、このような話もあります。

つまり、同じ「世界からのサプライズ動画」でも、提供対象の国によって値段の差が凄いんです。

日本で販売されている「世界からのサプライズ動画」は、中国で販売されている「世界からのサプライズ動画」の倍以上の値段です。

こんなことを平気でするような人達が、果たして本当に慈善活動を目的とした活動をするのか、甚だ疑問ではあります。

まとめ

日本で「世界からのサプライズ動画」が話題になり始めたのは、ここ2、3年くらいなので、今のところまだ需要はあるようですが、上記で言及した差別問題は既にネット上でも広まりつつあります。

ですが、認知度はまだ低いため、知らずに利用したり、楽しんだりする人達がおり、このような事情を知っている人達との間で度々衝突が起きています。

上記で指摘されている差別問題があり、また現地でも問題視されているのなら、「世界からのサプライズ動画」が本当に良質なコンテンツなのか、一度考えてみる必要はあるのかもしれませんね。

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