池内恵教授と飯山陽教授の関係と対立理由
池内恵教授と飯山陽教授の対立理由
イスラムと中東における見解が近いお2人が対立する理由を調べてみました。
イスラエル&ハマス問題における池内恵教授の見解は下記の通りです。
現段階でこれを書くのは勇気がいりますが、ハマースの示した越境攻撃の能力、イスラエル側の抱えた社会問題と治安体制の弛緩、そして外交資源を費やしてきた湾岸産油国が一貫して距離を置いたことから、巨大な人道問題を引き起こしてガザを無人の地にしない限りは、交渉の段階が訪れると考えます。
— Satoshi Ikeuchi 池内恵 (@chutoislam) October 8, 2023
無関係です。その上で、現在イスラエルのガザ攻撃を全面支持する勢力が、各国の極右や人種差別主義者や極端な宗教団体が主体になってきている問題もあり、全く無関係でもなくなりつつある。イスラエル側はこの波に乗りハマスはタリバンや日本帝国と同じだ殲滅しろとか言うわけですが。 https://t.co/i31SxVeP7K
— Satoshi Ikeuchi 池内恵 (@chutoislam) December 1, 2023
私のアカウントが、イスラエル・ハマス紛争で煽られたネトウヨのゲートウェイみたいになっとる。ワンストップサービスでネットワーク分析代行するよ。 https://t.co/BgovcFTcxp
— Satoshi Ikeuchi 池内恵 (@chutoislam) November 26, 2023
イスラエルが体系的に人格攻撃を繰り返す人に支援された国と見られれば、日本人と日本の組織は、黙って関係を控えます。少なくとも現状では関与するまともな人、まともな組織を見出せない。その理由は親ハマスでも親パレスチナですらない。人を殺している人や組織とは距離を置くという自然な感情です。
— Satoshi Ikeuchi 池内恵 (@chutoislam) October 29, 2023
こんなことをやっていればイスラエルの未来がない。万国のレイシストに「ハマス狩り」の棍棒を渡して支持されればやがて、殴られた様々な勢力が、イスラエルに対して口を閉ざし、門戸を閉ざす。「お前はテロリストだ」と連呼していれば表立って批判はされなくなるから問題を認識できない。 https://t.co/lfL3RP0YO6
— Satoshi Ikeuchi 池内恵 (@chutoislam) October 30, 2023
両方に非があるという論調ですが、他のツイートも踏まえてみるとイスラエルへの非難が目立ちました。
一方で飯山陽教授の見解はこの通りです。
BBCは「イスラエル軍がガザの病院で医療従事者とアラビア語話者を標的にしている」という大フェイクニュースを報道し、「引用ミス」だったと釈明。引用ミスするはずのない単純な内容。BBCも日本メディア同様「イスラエルはパレスチナ人絶滅をめざすジェノサイド国家」という妄想に取り憑かれている。 https://t.co/osdpRDRmR6
— 飯山陽 Dr. Akari IIYAMA新著『ハマス・パレスチナ・イスラエル』発売前に重版決定! (@IiyamaAkari) November 15, 2023
「ジェノサイドをしているのはイスラエルではない。ハマスである。」米国家安全保障会議(NSC)戦略広報調整官カービー氏の発言。
日本の「専門家」とメディアはひたすら「イスラエルがジェノサイドしてる!」と主張。だから日本人の多くが、イスラエルはジェノサイド国家と思い込んでいる。
— 飯山陽 Dr. Akari IIYAMA新著『ハマス・パレスチナ・イスラエル』発売前に重版決定! (@IiyamaAkari) November 21, 2023
ハマスは一時停戦の開始15分後、イスラエルに対するロケット弾攻撃をしていきなり停戦破り。テロリストと「交渉」したり「合意」したりするということは、守られる保証が全くないということだ。拉致被害者13人が解放されることになっているが、1人でも多く、1秒でも早く、と祈るしかない。 https://t.co/PmbLqcAFRM
— 飯山陽 Dr. Akari IIYAMA新著『ハマス・パレスチナ・イスラエル』発売前に重版決定! (@IiyamaAkari) November 24, 2023
イスラエル軍は、ハマスから解放されることになっている拉致被害者を迎えるための準備を整えて待っている。医薬品や衛生用品などに加えて、小さい子供のためのおもちゃや、ぬいぐるみも。ハマス擁護とイスラエル批判に明け暮れる「専門家」とメディアが伝えない現実がここにある。 https://t.co/UdrM9CmiKs
— 飯山陽 Dr. Akari IIYAMA新著『ハマス・パレスチナ・イスラエル』発売前に重版決定! (@IiyamaAkari) November 24, 2023
10月7日にハマスが大規模テロ攻撃をする直前にイスラエル上場投信の空売りが突如大幅に急増、一部投資家が事前に把握し、利益を得ていた可能性がある。ハマスの3トップは約2兆円の資産を持ち多額の投資を行っている。ハマスにとってテロはカネ儲けの手段だ。ハマスは自由の戦士などではない。 https://t.co/iB1JwKGq05
— 飯山陽 Dr. Akari IIYAMA新著『ハマス・パレスチナ・イスラエル』発売前に重版決定! (@IiyamaAkari) December 5, 2023
飯山陽教授は基本的にテ〇行為は断じて許されるべきでなく、ハマスはパレスチナの代表ではなくただのテ〇組織であること、イスラエルは正当な自国防衛の権利を行使していると強調しています。
池内恵教授の主張と見解を見て個人的に不思議に思ったのは、池内恵教授は過去に
- ズィンミ〇制度
- 「異教徒に対する苛烈な差別、蔑視」
- イスラ〇ム世界を過度に理想化
などを批判する立場にいたのですが、何故、今回の事件においてはこれら過去の主張に言及しないのか気になりました。
ハマスが度重ねて攻撃をしている根本的な理由は、ハマス憲章の精神に基づくとハマス自ら周知しています。
ハマス憲章は、それこそ池内恵教授が批判している伝統的なイスラムの側面を大いに反映している内容になっており、池内恵教授もそのことをご存じだと思うのですが、それについて全く言及しないことに違和感を感じました。
反面、飯山陽教授はハマス憲章を根拠にハマスの活動目的はイスラエム殲滅とイスラムによる世界支配にあるとしており、この主張も池内恵教授の過去の主張と似通う部分があるだけに、お2人の対立が不思議でなりません。
もっと言えば、池内恵教授は2019年頃までは飯山陽教授のことを同じ学者として対談を行っていました。
なのに、今では飯山陽教授に対してインフルエンサーやyoutuberなどという名称を用いることにも違和感を感じます。
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