安川健司社長(アステラス)wiki経歴学歴プロフィールと年収まとめ!中国に向けての経営方針とリスクも!

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国内大手製薬会社・アステラス製薬株式会社の社員が中国でスパイ容疑を疑われ、拘束されてしまいました。

一刻も早い解放が求められる中、アステラスの代表取締役社長CEO・安川健司社長の中国市場における経営方針に問題があるのではないかという意見も出ていました。

この記事では安川健司社長のwiki経歴学歴(出身高校・大学)プロフィールと年収、中国に向けての経営方針とリスクについて詳しくまとめました。

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安川健司社長wiki経歴プロフィール

出典:日経

  • 名前:安川 健司(やすかわ けんじ)
  • 生年月日:1960年生まれ (64歳)
  • 出身地:東京都

安川健司社長は大学院を卒業後、同年1986年に山之内製薬に入社しました。

入社4年目から前立腺治療薬の開発業務に従事するために、7年間渡米しました。

アメリカでは、当時国内にいては経験できなかった薬事規制下で真に科学に根付いた薬剤開発業務を習得し、帰国後は開発本部でプロジェクト推進グループ部長を務めました。

その後、2010年にアステラス製薬執行役員、2012年には上席執行役員、2017年、代表取締役副社長と順調に昇進し、2018年に代表取締役社長兼CEOに就任しました。

安川健司社長は学業を終えて入社した会社で、今の地位にまで上り詰めています。

因みに安川健司社長が入社した時のアステラスは、山之内製薬という社名だったのですが、2004年10月1日に一般薬・コンシューマー部門を分社化、藤沢薬品工業の同部門と合併させ「ゼファーマ株式会社」を設立、同社はその後第一三共に売却され、現在の第一三共ヘルスケアと統合されました。

そして翌年の2005年4月1日、藤沢薬品工業と合併し、アステラス製薬株式会社になりました。

会社の分社・合併がありましたが、安川健司社長は転職せず、ずっと社内で薬剤開発の業務に携わっていたようですね。

安川健司社長がアメリカで業務に携わっていた時のエピソード等については、安川健司社長のインタビューでも詳しく語られています。

リンク先に安川健司社長のインタビュー動画もあります。

安川健司社長の学歴(出身学校)

出身高校:私立開成高校

安川健司社長の出身高校は私立開成高校です。

私立開成高校の偏差値は77で、都内私立1位、東京都内4位、全国7位という名門中の名門校です。

安川健司社長の高校時代の思い出にこんなエピソードもありました。

文武両道を標榜する母校、開成学園では毎年初夏に大運動会を行う。全校を縦割りに8組に分けて覇を競う。弁護士として企業法務を手がける服部明人先輩は2年上の白組の応援団長。先輩は昭和52年(1977年)卒、私は54年(79年)卒だ。

「声が小せえ」「(応援歌が俺の振りに)合ってねえ」。壇上から赤ら顔で我々を叱咤(しった)するのが記憶に残る先輩の姿である。

先輩は大学卒業後、法曹界に進み、私は製薬会社に

出典:日本経済新聞

出身大学:東京大学農学部

安川健司社長は開成高校を卒業後に東京大学農学部(共テ得点率 87%~88% 偏差値 67.5)に進学しました。

大学を卒業後は東京大学大学院農学系研究科を修了し、前述の通り、山之内製薬(現アステラス製薬)に入社しました。

安川健司社長の年収は!

安川健司社長の年収を調べてみたら、2021年度の役員連結報酬額は4億4500万円で、国内バイオ業界において日本人では最高額の報酬を受け取っていました。

しかもこの金額は、前年度より4300万円の減額とのことです・・・!!

凄すぎますね・・!

安川健司社長が現在の役職になったのは2018年からですが、2018年3月期の役員報酬は1億600万円とのことなので、毎年、年収が跳ね上がっているということなのでしょう!

安川健司社長の中国向け戦略・経営方針

安川健司社長は代表取締役社長兼CEOに就任してから中国市場に向けた展望について発表しました。

アステラス製薬は、4月からグローバルでの販売体制を再編し、アジア・オセアニアの一部だった中国を独立させ、中国・香港・台湾をカバーする販売部門「グレーターチャイナ」を新設した。日米欧と並ぶ最優先市場として位置づけ、MRに加え、メディカルアフェアーズや薬事部門も強化し、中国市場に積極投資する。安川健司社長CEOは、4月25日に開催した決算説明会で、「現在の中国売上は約500億円だが、早い段階で1000億円を達成したい」との目標を語った。

出典:薬事日報

アステラス製薬の安川健司社長CEOは、10月31日に都内で開催した決算説明会で、中国で後期開発段階の製品が全て上市できた場合には、「2020年代後半に中国事業で2000億円の売上規模を目指すことができる」と展望を語った。

中国では現在、前立腺肥大症治療剤「ハルナール」や免疫抑制剤「プログラフ」を販売しており、主力の抗癌剤「エンザルタミド」は申請中。急性骨髄性白血病治療薬「ギルテリチニブ」や胃癌治療薬「ゾルベツキシマブ」などが後期開発段階にあり、転移性尿路上皮癌治療薬で抗体薬物複合体「エンホルツマブ・ベトチン」の開発も検討している。

出典:薬事日報

これらの記事は2019年の記事で、当時はまだ多くの国内の大手企業が次の市場として一番有力視していたのは中国でした。

安川健司社長もその1人のようで、現役職に就任してから早速中国市場に向けて

「現在の中国売上は約500億円だが、早い段階で1000億円を達成したい」

と大きな目標を掲げていました。

安川健司社長の方針に従って中国には多くの日本人社員も現地に駐在しています。

しかし、2023年3月現在、帰国間近だったアステラスの社員がスパイ疑惑で拘束されてしまい、状況は一変しました。

安川健司社長の中国向け方針のリスク

今回の事件を受けて、国内では改めて中国向けの経営方針におけるリスク論が取り沙汰されるようになりました。

中国当局はスパイ容疑で拘束したと言っていましたが、直前に何があったかを考えれば全くの濡れ衣であることは明白とも言えます。

中国の習近平国家主席がロシアを訪問した同日、岸田総理はウクライナのキーウを訪問しました。

つまり、この日、日本と中国は明確に異なる立場に立つということを世界に示した日でもあったのです。

中国からしたら面白くない話ですよね。

中国は大陸という立場から日本を下の立場として見ている節があり、その日本が中国の面子を傷つけるようなマネをした・・・という風に解釈している社説もありました。

その仕返しとして、駐在員をスパイ容疑で拘束することで、日本に向けて

出過ぎたマネをするな!

と脅していると考える人も少なくありません。

このようなリスクが伴う国での事業展開については、今後の国内企業において大きな課題の1つになることでしょう。

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