竹中平蔵は何したのか?批判される理由(年金廃止・ベーシックインカム・派遣など)を分かりやすくまとめ!

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政界&経済界で大きな影響力と発言力を持っている竹中平蔵さんですが、ネット上での竹中平蔵さんの評判は芳しくありません。

竹中平蔵さんがなぜ批判されているか、何したかについて分かりやすくまとめました。

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竹中平蔵のプロフィール

出典:Twitter

名前竹中 平蔵(たけなか へいぞう)
生年月日1951年3月3日 現在72歳
出身地和歌山県和歌山市
血液型О型
趣味野球観戦、音楽鑑賞、構造改革
職業実業家、政治家、経済学者
現職世界経済フォーラム理事、オリックス社外取締役、SBIホールディングス社外取締役の他、多数の役職に就き、多方面で活動
経歴参議院議員(1期)、内閣府特命担当大臣(経済財政政策)、内閣府特命担当大臣(金融)、総務大臣(第6代)、郵政民営化担当大臣、東京財団理事長等を歴任
学歴和歌山市立吹上小学校
和歌山市立西和中学校
和歌山県立桐蔭高等学校 偏差値:69 県内5位、県内公立1位
一橋大学経済学部 偏差値:75~85

竹中平蔵が何した?

発言する度に炎上する竹中平蔵さんですが、竹中平蔵さんは一体何をしたのでしょうか?

竹中平蔵さんは上記通りの経歴の方です。

もっと詳しい経歴については、こちらのwikiをご参照下さい。

竹中平蔵さんは経済政策を専門とする有識者で実業家です。

また、元政治家で小泉純一郎元総理が総理大臣だった頃、政策の中核を担う人材の1人でもありました。

この時に竹中平蔵さんが進めた様々な構造改革と数々の疑惑・不祥事が原因で、竹中平蔵さんは今でも名前が語り継がれる人物となりました。

竹中平蔵が批判される理由

竹中平蔵さんは『朝日新聞GLOBE』で

私が発言すると、いわゆる「右派」「左派」の両方から批判が出ます

と発言するほど、あらゆる分野の人達から批判されており、本人も認識しています。

竹中平蔵さんが批判される理由については様々なメディアで分析されているので、ここでは箇条書きでざっくり紹介します。

  • 労働政策において非正規雇用(派遣)を推進させたことで、非正規雇用が激増し、個人にとっては将来に向けた安定したキャリアアップと資産形成がしにくくなった
  • 竹中平蔵が進めた郵政民営化は賛否両論があるが、一般市民からの批判はあまり見当たらない ※後述の郵政民営化に関連する疑惑は批判有り
  • 実は竹中平蔵は上記の政策を進めることで自身が関わる会社において莫大な利益を生み出しており、竹中平蔵の政策は自身の関わる会社の利益のために進めたとする見方が強い
  • 住民税の脱税疑惑や国民年金保険料の未納不祥事を起こしており、後述する数々の疑惑・トラブルがある
  • 年金廃止を主張
  • 構造改革を趣味とするが、竹中平蔵の主張する構造改革は金持ちがさらに儲かり、貧しい人がさらに貧しくなる仕組みが多い

竹中平蔵さんは基本的に資本主義的な考え方なので、金持ちがさらに儲かる仕組みを好んで主張しています。

ですが、金持ちは国民の一部に過ぎず、大半の国民は貧しくはなくても金持ちではないため、そういう人達から搾取するような経済政策を主張したら、批判されるのは仕方ない気がします。

さらに構造改革と称して、自身の会社が儲かる仕組みを推進していたため、政治を私利私欲に利用しているという見方も強いです。

たとえば、竹中平蔵さんが進めた非正規雇用(派遣)は、当時竹中平蔵さんが取締役会長を務めていた人材派遣会社(パソナ)の利益のために労働基準法を改悪させ、雇用を流動化させたと言われています。

その結果、企業モラルが低下し、従業員の生活を守るという意識が薄れたため、

不安定な生活を強いられた人達が増え、貧富差の拡大 → 個人消費の抑圧による不況に陥った

とも言われています。

郵政民営化においても、

  • 竹中の政策秘書の『知り合いの人物が経営する会社』に発注したこと
  • その契約が随意契約であること
  • 竹中もしくは秘書官が『圧力』をかけたのではないかということ

という問題が議論されていたのですが、竹中平蔵さんは頑なに関与を否定し、コメントは控えていました。

つまり、政治家でありながら国や国民のためではなく、自身の会社の利益のために政策を利用していたことが明らかになったにも関わらず、反省する態度を見せない・言い訳や反論ばかりするという態度がより反感を買ったと思われます。

次は竹中平蔵さんの主張を紹介します。

  • 上場投資信託(ETF)は絶対儲かるから積極的に購入するよう発言
    →竹中平蔵は当時、金融市場を監督する内閣府特命担当大臣(金融担当)であるにもかかわらず特定の金融商品の有利性を喧伝している、ETFは元本が保証されない金融商品であるのに「絶対儲かると思うので買う」と発言するのは問題があるなどと批判される
  • ニューズウィーク2002年(平成14年)10月16日号で「メガバンクであっても、“too big to fail”(大きすぎて潰せない)の考えはとらない」と発言したことで、日経平均株価を暴落させる
    →マスコミは「金融システムの安定に責任を持つ金融相の発言としては、軽率極まりなく、片岡直温蔵相の失言が引き金になった昭和2年の金融恐慌を想起させる(読売新聞社説)」と批判し、国会でも追及された。
  • 日本経済は余命3年と見解を示すも実態と異なる誤った見解
  • (雇用調整給付金を止めれば)不良債権は1.5倍に増え、失業率も急騰するけれども、その後に成長できると発言
  • 「批判ばかりしている人が多い。昔の民主主義は、もっと厳しかった。批判に耐えるために大事なのは、「捨てる力」だ。私には守るものはなかった。」と発言
  • 「(若い人に1つだけ言いたいのは)みなさんには貧しくなる自由がある」「何もしたくないなら、何もしなくて大いに結構。その代わりに貧しくなるので、貧しさをエンジョイしたらいい。ただ1つだけ、そのときに頑張って成功した人の足を引っ張るな。」と発言
  • 「将来の大きな痛みを回避するため、いま若干の痛みを我慢する。影響を打ち消すような改革を実行し、経済を筋肉質にすべき」
  • 正社員をなくせばいい」、同じ賃金や待遇を得られる「同一労働・同一賃金」の制度が必要だと主張
  • 「すべてを給付型奨学金にすれば大学生はますます勉強しなくなる。つまり、極端な言い方をすれば、ただでお金をもらうわけですから勉強する必要が低下するという逆のインセンティブを与えるような気がします」
  • 時間内に仕事を終えられない、生産性の低い人に残業代という補助金を出すのはおかしい」と述べ、残業代ゼロ制度(高度プロフェッショナル制度)の導入を提言

竹中平蔵さんの考え方を一言で言うと、能力の低い弱者はまとめて一定の生活を保証し、それ以外の人達が大いに儲かるシステムが理想であるという見解です。

ベーシックインカムを導入して年金を廃止すべきという主張も、この考え方に基づいています。

しかし、同一労働・同一賃金になれば競争が発生しなくなり、必然的に生産性が下がります。

竹中平蔵さんは生産性の低い人に残業代を出す必要はないと発言していますが、生産性に関わらず同一賃金なら頑張って生産性を向上させようとする人がどれほど存在するでしょうか?

また、時間内に仕事を終えられない理由が必ずしも生産性が低いことが原因とは限りません。

企業側の設定した仕事量が時間内に終わる仕事量であることを保証できない以上、竹中平蔵さんの主張はただの屁理屈です。

竹中平蔵さんは経済の仕組みには詳しいかもしれませんが、その経済を動かす人についてはあまり詳しくなさそうです。

そのことが竹中平蔵さんが批判される理由にもなっていそうですね。

竹中平蔵の疑惑・トラブルまとめ

上記でも一部紹介しましたが、改めて竹中平蔵さんの疑惑・トラブルを箇条書きで紹介します。

  • 住民税脱税疑惑
  • 郵政民営化広報チラシ問題
  • ミサワホーム売却問題
  • マクドナルド未公開株問題
  • 共同研究の無断販売
  • 業務停止命令の金融会社の広告塔
  • サクセス・コーチの広告塔
  • 利益相反への批判 など

※各項目の詳細についてはwikiをご参照下さい。

これだけ問題が多いにも関わらず、竹中平蔵さんは今でも数多くの重要ポジションに就いて、政界・経済界を牛耳っていると言われています。

ある意味、資本主義と権力の権化とも言える状態におり、その上で国民の生活を脅かしかねない構造改革を唱え続けているため、批判されているのではないかと思われます。

因みに竹中平蔵さんがどれほど批判されているかと言うと、反竹中平蔵デモに加え、一時は竹中平蔵さんを批判する広告が出回るくらいでした。

ネットの評判

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